ぽっちゃり店の求人が増えているわけ

いまどきの男性の女性に対する考え方

今、私が抱えている案件でもある、ぽっちゃり店。
風俗業界全体で客が減っていることは前回でも述べました。
しかし反比例して、なぜ今増えているのか、おわかりでしょうか?
数ある風俗店から、なぜ、ぽっちゃり店を選ぶのか、その客層を見ていけば自ずと理解できるかもしれません。
今回はぽっちゃり店にどんな男性が来客するのか書いていきたいと思います。

少子化もごく自然なことですまずは、男性がどんなことに性的好奇心を持つのか見てみる必要があります。
つい最近、コンドームメーカーが発表した調査データによると、20代男性の童貞率が40.6%という驚異的な結果がでたそうです。
そりゃあ、今までなら性欲の塊であろう若い男性がこんな状況なら、風俗店から客が減っていくのは、ごく自然なことだと思いますよね。
このようなニュースが出る時には必ずといっていいほど、その例に出される、草食男子。
世間の認識では、オタク趣味を持っていて、女性との接触に消極的、SEXも特別興味はない……。
ひと昔前では、少数派だったのが、今では主流になっているようです。

以前、勤めていた風俗店に立寄る機会があって、当時の後輩が今の店長をしていて、そんな話になりました。
ちょうど、スタッフの1人が草食男子らしいので、その彼に話を聞いてみました。
見た目はどこにでもいる細身のシュッとした感じの男の子でした。

私「エッチしたくないって本当なの?」
スタッフ「そうですね。積極的にヤリたいとは思わないですね」
私「きれいな女性を見てムラムラくることはないんだ?」
スタッフ「あんまり……」
私「女性が嫌いなの?」
スタッフ「女の子は好きですよ。アニメとか2次元ですけど」
私「現実に付き合いたいとは思わない?」
スタッフ「思わないですね…。面倒くさいというか……、趣味を優先させたいんです」
私「デートとかもしたいと思わないんだ?」
スタッフ「彼女の話を聞いてあげないといけないとか、気を遣ったりするのが面倒じゃないですか。ボクの好きなアニメの話をひたすら聞いてくれるならいいですけど……」
男子の半数以上は草食男子かも

この発言で分かったんですが、自分の趣味が最優先で、他人にあわせるのは二の次、三の次。
まして彼女なんていう、距離感の近い存在なら特に。
昔と違い、アニメや漫画など、趣味や娯楽の対象はいくらでもあります。
それも、草食男子が増えてきた要因だと思います。

しかし、彼らは必ずしもコミュニケーションに消極的というわけではありません。
先の彼が言ったように、彼女は欲しくないが、アニメの話を聞いてくれる相手は欲しています。

その要望を聞いてくれる子、それが風俗嬢というわけです。

ぽっちゃり風俗嬢はいわば1.5次元

しかし、ここで疑問が一つ浮かぶと思います。
風俗店は客が減少しているんじゃないの?
その通りです。
一つ加えると、あくまでも風俗業界全体からみた場合のみに限るということです。

次はそんな男性がなぜ、ぽっちゃり店を選ぶのかについて書いていきましょう。
若い女性がオタク趣味を嫌う要素としてよくあがるのが、アニメは子供の見るもの、登場してくる女の子なんて現実にはいない。
そんなところでしょうか。

ぽっちゃり=ロリはイラストを見ると一目瞭然
しかし、ただ目を背けるのではなく、注意深く見てみると、人気のあるアニメやマンガに登場している女の子たちは幼児体型が圧倒的に多いです。
幼児体型、つまり、それはぽっちゃり娘ということなんです。
若い女性はモテるために細くなろうとしますが、実は今の男性の多くが求める女性の理想像とは逆になっているのかもしれませんね。
ぽっちゃりした子っていうのは、おっとりしていて、見た目の通り包容力があって、わがままを受け止めてくれる子が多い印象があります。
それに、キャバ嬢とは違い、風俗嬢は意外とプラベートはインドア派で、オタク趣味の女の子が多いんです。

どうでしょう、男性の性的興味がわく存在、自分の話を聞いてくれる存在、オタク趣味を理解してくれる存在、すべての要素をぽっちゃりした女の子は持っていると思いませんか?

そのため、ぽっちゃり専門の風俗店の数が最近増えてきているんですね。
今まで「ダイエットしたい!」なんて言っていた女の子たちが、逆に「太りた〜い!」なんて言い出す日がくるかもしれませんよ。